うつくしき 自然とつながる暮らし方

フランシス・レイが紡ぎだす、うつくしき哀愁 《クラシカルな音風景 vol.3》ディレッタンティズム dilettantism

投稿日:2019.02.10th

 フランシス・レイ が紡ぎだす、うつくしき哀愁

 

いま、北半球は冬。

日本では大寒を過ぎ、一年で一番寒い日々が続いています。

 

手袋、葛湯、湯豆腐、囲炉裡など、冬の季語には人に暖を与えてくれるものが少なくありません。

 

寒さゆえに暖を求め、身も心もあたたまるという感覚。

 

それはまさに「冬のぬくもり」というべきものではないでしょうか。

 

昨秋、この世を去った仏映画音楽界の巨匠フランシス・レイ。

 

かれが遺した名曲の数々は、そんな「冬のぬくもり」に通ずる、抑えのきいた甘美さを湛えています。

 

ホットワインを片手にお楽しみあれ。

 

『男と女(Un homme et une femme)』(1966年)

まずは定番中の定番。冒頭のスキャットはあまりにも有名ですね。ニコール・クロワジールのアンニュイな歌声は世界中を魅了しました。

 

 

 

『白い恋人たち(13 jours en France)』(1968年)

仏・グルノーブルで行われた冬季オリンピックの記録映画の主題歌。詩情ゆたかな曲想は、作品全体を、記録映画とは思えない芸術性豊かなものに仕立て上げています。

 

『ある愛の詩(Love Story)』(1970年)

これもあまりにも有名。レイにはめずらしく、米国映画のために作った曲です。レイはこの曲でアカデミー作曲賞を取りました。

 

 

『レ・ミゼラブル(Les Misérables)』(1995年)

60年代、70年代の曲が有名なレイですが、その後も精力的に作曲を続けていました。なかでもこの曲は、レイの代表作に数えてもいい名曲だと思います。

 

レイの楽曲は、いずれも哀愁漂うものですが、その哀愁の裏に、かよわいながらに健気に生きる人間への愛おしみや慈しみを感じさせてくれます。だから暖かいのでしょうね。

 

 

 

 

ライター:Dilettantism

東京在住の旅行作家。旅に魅せられて25年。とはいえ、まだ世界27ヶ国しか訪れておらず、先は長いが命は短し、と焦るアラフィフ。今日も地球のどこかで、うつくしきものを求めて歩きます。

TODAY'S MOON

穏やかに やさしく 過ごせますように

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