うつくしき 自然とつながる暮らし方

腸内環境改善・病気治療ストーリー004 小室雅成

投稿日:2016.11.29th

第4話:「断食」と「腸活」と「血液」と

第3話「治してもらうから自分で治す」につづき 第4話です

 

 

「引き算」のライフスタイル実践

 

むつう整体時代に、病気からの回復に効果的なのは、薬や健康食品など何か効果のあるものを摂取する「足し算」ではなく、自分にそもそも備わっている能力を妨げている因子を排除する「引き算」だ!という考え方にたどり着いたわけですが、それ以来、極力人工的なものを口にしないように心がけた生活に切り替えていきました。そして、ちょうどその頃に、福岡にある健康道場コスモポートという施設があることを知り、お休みをいただいて行くことにしました。

ファスティング=断食+デトックス

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そこは、5日間にわたる断食を行い、檜のおがくずに数十種類の植物から採取された酵素の発酵熱で温められた酵素風呂と呼ばれるお風呂に入って、体の徹底的なお掃除をする場所でした。

人生初の断食

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人生初の断食ですし、いったいどんなところなのだろう?と期待に胸が膨らみましたが、うわさで聞く限りではスゴイ治癒例がたくさんあったので、とても期待しての福岡入りでした。

酵素風呂は温度が中心部分で70℃にも達し、その中に埋まっていると5分としないうちに大量の汗が吹き出してきて、汗と共に体に溜まってしまっていた毒素を排出できるお風呂でした。そのお風呂から上がると全身ダルダルで、起きているのも難しく、もうお風呂に入っては寝て…みたいな感じで過ごしていました。

すべての病気は「腸」と「血液」の汚れが原因!

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「すべての病気は腸と血液の汚れが原因!!」と、至ってシンプルな答えにたどり着いていたのは、その道場を切り盛りする吉丸房江さんという女性。
とても大らかで、人々を包み込んでしまうような人柄が、多くの人に安心感をもたらし、失った自信を取り戻させてくれる天才とでもいうべき方でした。

その吉丸先生が健康道場を始めたキッカケは、ご両親を相次いでがんで亡くされたことが発端だったそうです。まだ若くしてご両親を失ってしまった悲しみが原動力となり、それまで勤めていた学校を辞めて、まさに人生をかけて取り組んだ結果たどり着いた答えが、腸と血液をキレイにすれば病気は治る!!という結論で、どうすればそれが達成できるのか?という答えが断食と酵素風呂だったようです。

断食で「宿便」がでた!!!

断食をして宿便と呼ばれる腸にこびりついた便を出し、腸内もキレイにして、酵素風呂で血液もキレイになった僕は、その後、自分の内側からあふれ出るパワーを取り戻して行きます。

そして、そこで教えてもらった和食と発酵食品の大切さを日常生活の中に取り入れ始めました。

 

その結果、長年続いていた僕の症状はようやく消えていき、地図状になっていた舌も、ヨレヨレしていた爪も、指先の血液の通わなくなっていた箇所も血が巡るようになり、背中の痛みも、咽頭部の痛みも、すべてが消えていき、もちろん疲労感も消えてなくなりました。そうそう!これが健康という状態だったよな!!と、10年ぶりくらいに雲が晴れたような、清々しい状態に戻ることが出来たのです。

慢性疲労症候群を完治!現役復活!そして優勝!

そして、20歳で発症し12年続いた慢性の疲労状態とようやく決別することが出来、32歳の時に自転車界にカムバックしたのでした。実に12年ぶりの現役復帰です。練習にも身が入り、2002年の5月にむつう整体院を辞めてトレーニングを開始し、9月のレースでは実業団の一番下のクラスではありますが優勝も果たしています。そして45歳になった現在でも現役の選手を続けることが出来ています。

 

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現代医学VS腸造血

その後もそれまでに学んできたことを生かした生活をし、さらに腸と発酵と微生物の働きに関する理解を深めていくわけですが、そのうちに腸管造血説という考えがあることを知りました。

現代医学では血液は骨髄で造られるという考えが主流で、腸で血液が造られるというのは異端視されているのですが、ちゃんと根拠を示す資料などもあり、僕は腸管造血説肯定派です。どっちが正しいではなく、どっちも正しいのかもしれません。

 

3.11 放射能 も 発酵と腸活で

また、僕の中での大きな出来事として、3.11の東日本大震災があげられます。
津波による被害の他に、福島第一原発が事故を起こし、レベル7という世界最大規模の放射能漏れの事故となってしまったのです。日本政府が国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書に書かれていた数字でも、セシウム137が広島型原爆168発分に相当する量が飛散した訳です。

ただでさえ、日本の食文化が欧米化し、株式会社の利便性の追求によって保存料やら着色料やら農薬やら…で日本の食が毒されてしまった上に、さらに放射能の心配までしなくならなくてはならなくなってしまった日本。

 

この状態において、食に関心を示さずに少しずつこのようなものが体に蓄積していったら、いつか病気になるのは体の仕組み上当たり前のことで、日本人の二人に一人が癌に罹患するというデータもしごく当たり前のことと思ってしまいます。

 

和食が世界文化遺産に登録され、微生物の働きと醗酵の文化が見直されつつある昨今。

腸内環境にもスポットが当てられるようになり、腸内フローラという言葉も市民権を得つつあるのは時代の流れからしても必然なのであろうと思っています。

 

日本医師会最高優労賞・朝日賞 受賞 秋山医師

かつて、長崎に原爆が落とされた際、その中心地で活躍した医師とスタッフがいたのですが、彼らと彼らがお世話をした患者さんたちは原爆症を発症しなかったのだそうです。その医師の名は秋月辰一郎先生。その時、秋月医師がスタッフに行った指示は、ホンモノの塩を摂り、味噌汁を食べよ!!という事だったようです。

日本医師会最高優労賞受賞の他、「原爆医療と活動」で朝日賞受賞など、医師として名誉ある受賞多数の秋月医師。以下はそんな秋月医師がたどり着いた最良の答えなのだと思います。

 

「味噌」のちからで「原爆症」が発症しなかった!

「食養生、食物の研究を巡りめぐって、味噌にたどり着いた。味噌は日本人の食物のかなめであると知った。これは日本の国土、日本人の体質によって受け継がれた伝承のものである」

~秋月 辰一郎~

さて、原爆が落とされて多くの人が被ばくしたその時、味噌が秋月医師のチームやその患者さん達の体の中でどんな働きをしたのか?そこに現在の毒されてしまった日本を生き抜くカギが隠されていると思うのですが、腸管造血説が否定されている現在において、ましてや医学者でも科学者でもない僕などがそのメカニズムなどを語れる訳もありませんが、おそらくは微生物が腸内で活躍して良質の血液を製造できたからこそ、白血病にもならず、原爆症も発症せずにその人生を全うできたのではないか?と想像しています。

現在、腸内環境や微生物の事については世界中で盛んに研究がおこなわれているようですが、人の体の細胞総数がおよそ60兆個という数なのに対し、腸内細菌の数は1000種類1000兆個とも言われていて、重さにすると1.5kgもの重さがあり、まだまだその働きについても知られていない「謎」のものが殆どだという事実があります。

 

そのような未知なる微生物の働きが我々の腸内で盛んに行われている訳ですが、脳死と診断された人でも腸はちゃんと機能し、脳の指令なしに独自に働くことが出来ることなど、不思議なことが多いのも腸の特徴です。

 

医学がすさまじい発展を遂げてはいても、まだまだ分からない未知なる部分が多い腸と腸内細菌の働き。

 

「発酵」が医療に取り入れられる日も!?

 

きっとこれからその働きも明らかになってくると思うのですが、先人たちがその経験から大事にしてきた和食と発酵の文化の中にこそ、腸の活動を活発にする何かが秘められている!僕はそのように直感し、今後もそのように腸を意識して選択を続けていきます。

日本発の和食と発酵の文化は、そう遠くない将来、医療の中に取り入れられていくに違いないと思っています。

 

味噌、しょうゆ、酒、酢・・・これらはただの調味料にはあらず、微生物たちが生み出した、いや微生物たちにしか作り出すことのできない、奇跡の食品であると認識をあらため、手抜きをして造られたまがい物などを選ばないようにしてもらいたいものです。

科学物質を取り除き「ホンモノの発酵食品」を摂る

化学物質を極力体に入れず、ホンモノの発酵食品を摂る!!
そうすることで腸が良い状態に保たれ、血液もキレイな状態になり、その結果病気にならずに済むというのが、僕がたどり着いている健康でいることの結論です。

ビバ!和食!!
発酵de腸美人、発酵de幸福人です。

 

完結

 

編集:暮らしの発酵de腸美人 編集部 あかざえり

TODAY'S MOON

穏やかに やさしく 過ごせますように

2017年6月28日(水)
月齢/三日月

新しい学びや再挑戦のチャンス。 やる気を大切なことに集中させて、前に進めていくパワーがあります。