うつくしき 自然とつながる暮らし方

グルテンフリーは 日本のソウルフード 米粉料理で簡単に美味しく☆パリの星付きレストランも愛するオシャレなグルテンフリーパン屋さんも米粉

投稿日:2017.05.18th

日本でのグルテンフリー

最近良く耳にする「グルテンフリー」

グルテンとは、
小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質の一種で
これらを含まないものをグルテンフリーと言います。

日本では4年前に、エリカ・アンギャルさんの著書
「グルテンフリーダイエット」(ポプラ社刊)が出版された頃

日本に来るぞ、この波は!!! と感じました。

そこで、
わたくしが運営する米粉マイスターの生徒さんたちに
(※米粉マイスターについては→こちら
米粉の料理教室や、米粉の商品を売る時
必ず「米粉はグルテンフリー」という言葉を使ってね!
と言い続けた甲斐もあって
「グルテンフリー」という言葉の認知度は
じわじわとここ2年で加速度的に広がってきております。

グルテンフリーはセリアック病やグルテン過敏症、疱疹状皮膚炎症、グルテンアレルギー一般の患者の食事療法として、医学的にも認知されているものですが、消化器系に良いとか、健康的であるとかの他に、不定愁訴のような原因不明の体調の悪さなどが改善されることも多く、健康意識の高い消費者に需要が高まっています。

しかし、日本における食品産業、
レストラン産業ではなかなか広がっていきません。

なぜでしょうか?

日本はもともと
米食中心のグルテンフリーに近い食生活を
していたのにもかかわらず、です。

日本人の多くは、
「何かを排除する」とか「入っていない」とか
いうことは普通ではない
「周りと一緒ではないということ」=「異質とか異常」
と敏感に受け取ってしまいます。

同じであることに安心感と喜びを持つのです。

 

~を使っていない、入っていないという、フリーフロム食品は
マイノリティーのもの、特別なもの、アレルギーの方のためのもの、
イコール普通ではない
美味しくないものと言う思い込みがあります。

 

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グルテンフリーの海外事情

グルテンフリーの加工品の多くは、
日本のソウルフード
魂の糧であるお米、米粉が多く使われていて、
美味しいものが多くあります。
それらの商品を食べてみると、
日本の米粉の優秀さ、レシピの凄さ、美味しさに感嘆します。

今や、世界でのグルテンフリー市場は
この10年で5倍、34億ドルに成長し、
アメリカの調査団体の試算では、
2015~21年の世界におけるグルテンフリーマーケットの成長は7.7%、
アメリカに至っては11.4%アップが見込まれております。

2020年のオリンピックには日本に世界中の方々がいらっしゃいます。
セリアック病やグルテン過敏症、アレルギー疾患のある方だけでなく、日本に多くのお金を落としていってくれる健康志向の旅行者がやってくるはずです。

日本においては、まさに今こそ、
グルテンフリー市場を拡大していかねば、
「おもてなし日本」として
対応できなくなってしまうのです。

日本でもようやく、
3月29日に農林水産省から
「ノングルテン」表示ガイドラインが公表されております。
ガイドラインがでたことで
今後の広がりが期待できるのだはないかと思います。

日本的グルテンフリー食とは

さて、私が10年以上に及ぶグルテンフリーレシピの研究、
4年前よりデトックスと栄養の講座の中で提案している
日本的グルテンフリー食とは

私たち日本人の伝統食、
米食中心の和食と発酵食
「腸を良くしていく食」に他ならないのです。

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ま・豆類

ご・ごまやナッツなどの種実類

わ・わかめなどの海藻類

や・旬のお野菜

さ・天然のお魚類

し・しいたけなどのきのこ類

い・長芋、山芋、里芋などのイモ類

こ・酵素を含む発酵食品

日本人は酵素を発酵食からたっぷり摂っていました。
現在、スーパーなどで売られている、
短い発酵期間で化学的なものを加えられて作られた醤油や味噌よりも、
長い発酵時間をかけて化学的な添加物を加えず醸造されたもののほうが、
私達の身体や腸に有用な成分を多く含んでいることが知られています。

完全なグルテンフリーというと、
醤油や麦味噌を避けなければなりませんが、
セリアック病やグルテンアレルギーなどの疾患がない方が、
健康的な食事方法として選択した場合は、
天然の発酵調味料は使ったほうが
より腸に良いのではないか?と考えております。

健康志向の方のグルテンフリーに近いお食事と、
疾患のある方の食事とは違っていいと思うのです。

家庭におけるグルテンフリー食は、自分でなんとかなるものの、
日本でグルテンフリー食を外食するのは困難です。
また、アレルギー対応食として始まっているので、
なかなか美味しいものを作れない、
食材としてもあまり売っていない、
カフェやレストランに見当たらないことが多く、
それで一般の消費者に広まりません。

その現状を打破すべく、
グルテンフリーでお米と米粉中心のお料理や
スイーツやパンなどを上手く作るための知識や理論をお伝えし、
プロとして活躍できる米粉マイスターを養成しております。

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上新粉・玄米粉でできる
米粉100%のもっちりパン&しっとりスイーツ
著:陣田靖子

多くの米粉マイスターたちが、
家庭でおいしいお食事を作り、
仕事としてはグルテンフリーの商品開発に関わり、
またカフェやレストランを運営していってくれることを望んでいます。

そして、それが米食中心の日本の食文化を
次世代に伝えていくことに繋がるのではないかと考えております。

米食中心とは言っても、豊かで多様になった現代の食生活では、
3食をご飯という粒の形で食べることは続かないと思います。

パンだって食べたい!
パスタやうどんなどの麺類も

そういったものが
米粉=グルテンフリーでできるのです。

 

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米粉で出来れば、
お米を粉食にしてで食べる
「お米の新しい食文化」が出来ていくのでは?
と期待しています。

パン食がご飯の消費量を追い越してしまったと言われています。
それも、アレルギーが増えてきている理由かもしれませんね。

現在小麦アレルギーは、
食物アレルギー全体の中の第3位(12%)
に位置しております。

そんなにパンが好きなら、お米で作ったらいいのです。
なかなか、一般消費者が喜んで買うようなパンはなかったのですが、
段々と増えてきました。

世界を色々見てきて、
本当に美味しいグルテンフリーブレッドはパリにありました!
さすが美食の国、本当に美味しいパンです。

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「Chambelland」シャンベラン です

しかも、米粉中心で出来ています。
スノッブな若者が外のテラスで、食事をしていました。

このような、美味しくてオシャレなグルテンフリーが
日本にも増えていくことを願い、これからも情報を発信していくつもりです。

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ライター:陣田靖子
yasming’s kitchen主宰
マクロビオティック&米粉料理研究家(リマクッキングスクール師範科卒)
米粉マイスター協会 専務理事
日本腸美人協会エグゼクティブアドバイザー

 

【ライター 著書紹介】

ロハスな食卓
―大地と自然の恵みから 体にやさしい玄米菜食レシピ
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アトピーにも安心 100%米粉のパン&お菓子
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シュタイナーのおやつ
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アトピーにも安心 100%米粉のやさしいおやつ
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アトピーにも安心 子どものお弁当
―小麦粉、乳製品、卵を使わない
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TODAY'S MOON

穏やかに やさしく 過ごせますように

2017年6月28日(水)
月齢/三日月

新しい学びや再挑戦のチャンス。 やる気を大切なことに集中させて、前に進めていくパワーがあります。