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狩猟採集民は一口30回噛んでいた アフリカ狩猟民族にアトピー・アレルギーはいない!?《アフリカの狩猟民族から学ぶ02吉富信長》

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アフリカの狩猟民族から学ぶシリーズ02 吉富信長

 

狩猟採集民の食事風景を観察して、

いろいろと参考になったことがあります。

 

まずは想像以上に少食であったことです。

食事の回数は1日に12回でした。

カロリー量も

間違いなく文明人より少ないです。

 

これは資源の少ないブッシュで暮らしているため、

仕方のないことなのでしょうか?

ちなみに、牧畜民も12回です)

咀嚼回数が文明人より圧倒的に多い

 

狩猟採集民は、一口に約30回は噛んでいました

これは、彼らが咀嚼の回数を意識しているものではなく、

食事の内容(食材)により必然的に多くなってしまうのでしょう。

というのが、狩猟採集民が食べるもののほとんどが

動物性であれ植物性であれ野生種です。

野生種は、品種改良された作物や家畜動物とは異なり、

どちらかというと固いものが多く、

必然的によく噛まないとすぐには嚥下できないのです。

さらに唾液によって抗菌効果も高められます。

お肉に関しては、私たちがよく食べている(骨をきちんと外した)

切り身ではなく、ほとんど骨付きのまま食べます。

といっても大きい骨や固い骨は食べ残しますが、

軟骨のような柔らかめの骨は肉と一緒に食べていました。

よって、やはりよく噛まないと呑み込めません。

私はどこでもよく言っていることが、

 

栄養療法において

食事量を増やす前にまずは消化吸収量を高めよう

 

と伝えています。

 その最初のステップが咀嚼と唾液分泌です。

 

ビタミンもミネラルも効率的に吸収率を上げるには、

まずは咀嚼の分泌を重視する必要があります。

また、

咀嚼回数は胃酸分泌量に比例する

というデータもあります。

そして、唾液分泌によって、

病原菌やウイルスへの殺菌効果、

活性酸素消去効果などもあります。

 

食事時間も大切

私たち文明人は、食事時間が比較的短いとされます。

一方で、狩猟採集民の食事時間はゆっくりと長めです。

何より、一から調理をしますので、

その間に調理の音や香りがゆっくりと漂い、

私たちのお腹を空かせ、

さらに胃酸分泌を促すのにも役立つことでしょう。

また、毎回、

和になって食材を囲んで食事をする風景は

まさに「和食」といえるかもしれません。

 

 

吉冨信長さんの勉強会  2017年03月25日+26日

発酵料理研究家 井口和泉&久保ゆりか の 発酵調理教室

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編集  :小酒句未果 & あかざえり

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