うつくしき 自然とつながる暮らし方

マグネシウム不足と血管と高血圧:血管のバランスの鍵はマグネシウムに

投稿日:2017.04.8th

私たちの健康を左右する血管は、

その収縮と弛緩のバランスによって

正常性が保たれています。

 

ところが、マグネシウムが不足してしまうと、
血管の収縮(=緊張)が増加してしまい(Nishio A et al, Magnes Res 1988)
正常性が保持できなくなることがあります。

特に脳血管で顕著に現れます。

血管の収縮にはトロンボキサンA2という生理活性物質の産生が関わっています。トロンボキサンA2は細胞膜にあるリン脂質由来のアラキドン酸から合成されます。

一方、血管の弛緩(=拡張)には一酸化窒素(NO)が関わっています。
一酸化窒素というと猛毒物質のイメージがありますが、
実は生体内で広く合成され、
血管弛緩の情報伝達物質としての大きな役割があります。
血管の内皮細胞からNOは放出されます。

 

つまり、血管の収縮・弛緩バランスは、

トロンボキサンA2 ⇔ 一酸化窒素(NO)

のバランスで正常に保持されているのです。

 

しかし、生体内でマグネシウムが欠乏すると、
トロンボキサンA2の産生量の方が増加してしまい(Nigam S,1986)
さらに、一酸化窒素の産生量が減少します。

 

よって、マグネシウム不足で、

トロンボキサンA2 > 一酸化窒素(NO)となり、

高血圧、脳梗塞、心筋梗塞のリスクが

高くなってしまうのです。

 

内皮細胞内でマグネシウム濃度が上がると、
NOの産生量が向上しますが、
NOの増加が高性能なミトコンドリアを生み出すこともわかっています。
NOは、AMPKという老化制御のスイッチになる酵素に働きかけて、
PGC1αというミトコンドリアの再生をはかる
タンパク質を活性化させるのです。

 

このように、

血管の正常性にマグネシウムは

大きく関わっているのです。

 

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ライター:吉冨信長(食と健康に関する情報をFacebook等で日々発信)

編集:小酒句未果

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2017年6月27日(火)
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